唯心会の剣道日記

私たちは滋賀で活動する剣道の稽古会です。大人から子供まで共に剣を交えることで、心豊かな人間形成を目指し、日々の稽古に取り組んでいます。

裁き

10月16日

小手先の技は通用しなくなる。
ちょっとばかしすばしっこかったり。
スピードがあるからといってそこに頼っていると頭打ちになる。
謙虚に学ぶ心を忘れてはならない。

今日は湖南市立甲西中学校体育館にて第4ブロック秋季中学校剣道交流大会が開催されました。
私も依頼を受け審判をさせていただきました。
唯心会からも中学校は違えど5人の選手が団体個人にとエントリーされ。
男女とも所属中学校の優勝に貢献してくれました。
個人戦では男子が三位に2名。
女子は優勝準優勝とも教え子達でした。
というのが成績です。

私が心を動かされたのは。
中学校に剣道部がなく。
かつ団体も組めず個人で登録して出場していた選手達との交流です。
その子達は近隣で剣道をしている子達ですので。
私も何度か剣を交させてもらったことがあります。
顧問もいなく保護者さんの引率で来ていた子供達。
私の姿を見つけると駆け寄って来てきちんと挨拶をしてくれました。

良い成績を納めた教え子。
序盤で姿を消してしまったけど純粋に剣道に取り組んでいる子供達。
私の心には真剣な眼差しの彼ら彼女らの方が焼きついています。

人は満たされていると大切な事を忘れてしまうのか。
試合に勝つという行為がおごりを生むのか。
指導者の怠慢が子供をダメにするのか。
反省させられる一日でした。

帰宅後は暗くなるまで庭の草むしりをしました。
ただただ一心不乱に草むしりをしました。
少しでも自分の荒んだ心が浄化されるようにと。
内省。