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１０月１７日

愛犬ゆず。
メスの柴犬で。
我が家に来て3年が経ちます。
家内が毛嫌いする私の無精髭を。
ペロペロと舐めてくれた功績を讃え。
我が家にやってきた由緒あるワンワンです。
【 2020.7.31 「脱走劇」前段抜粋 】

こんなことがありました。
稽古終え帰宅すると。
和室で乾かしていたはずの顎当てが居間のテレビの前に落ちていたのです。
面の顎部分に当てがい汗を吸ってくれるアレです。
え⁉︎まさか泥棒！なんて思いましたが。
うちには由緒あるゆず号が番犬として留守番をしてくれていたのでそんなことがあるはずもありません。
こんなとこに落としていたのかなと取り上げてみると。
見事に顎あたりの部分にだけまあるい穴が。

そう言えば。
家が留守になるとゴミ箱があさられたり。
洗濯物の靴下が居間に移動していたことも数知れず。
そうです。
犯人いや。
犯犬は番犬であるはずのゆずさんなのです。
いけないことをしたので。
こっぴどく叱っておきましたが。
ペットショップで私の顎をペロペロと舐めていたことを思い出し。
どうしてこんな事をしたんだいと聞くと。
お父さんの顎の味が忘れられなくて。
と答えたので。
それでもいけないよと諭すと。
いいダシでてたよ…アゴだけに。
と言ったので。
あれは顔の部位のアゴじゃなく飛び魚から取れるダシのことを言うんだよと教えておきました。

後日妻から。
ウ◯チに紺色のキレのような物体が混じってましたと。
検証結果の報告を受け。
疑惑は確信へと変わるのでした。

人が生まれて死ぬまでに飼い犬に顎当てを食べられる確率。
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