始まり
着ているものを脱ぎ。
道着に袖を通し袴を履きますが。
その前に。
もうひとつ脱がなくてはいけないものがあります。
それは自分に纏う弱い気持ち。
一歩道場に足を踏み入れたなら。
一番必要のないものです。
手前味噌で申し訳ありませんが。
うちの道場の子供達。
ホントみんな一人一人よいものを持っているんです。
けれども。
強い相手を目の前にしたり。
辛い稽古にぶち当たった時。
この魔物に心が揺らいでしまうのです。
先日。
初心者の子達に試合形式の稽古を行いました。
鍔迫り合いから抜き胴を打ったり。
教えていない技で一本を取ったりと。
なかなか見所満載でしたが。
怖いものなしが。
一番強いのかもしれません。
経験を積むということは。
成功体験とともに怖さを知るということ。
怖さを知るということは慎重になること。
慎重になるということは立ち止まること。
子供達。
自分の弱い気持ちに打ち勝とう。
ほんの少しの勇気と。
強い気持ちを持って。
新しい自分に挑戦や!
克己。