面壁九年
稽古終了30分前。
滑り込みセーフで何とか間に合いました。
まず嬉しかったのは。
入り口前に可愛い靴やサンダルがたくさん並んでいたこと。
もひとつは最近顔を見ていなかった姉妹ちゃんが来てくれていたことです。
体育館では。
子供達の熱気が夜の空気を煽り立て。
気温湿度も高いまま。
そこで来てくださっていた先生からの計らいで。
稽古をサッと切り上げて。
だるまさんが転んだ大会が始まりました。
TOO SHY SHY BOYの中坊は。
全く動かずの不動心。
ちびっ子達は張り切って。
三戦とも序盤で捕虜になっていました。
手を抜くことを知らないお母さん。
ど真剣な姿がチャーミング。
外野のお父さん先生からは。
ぼんさんが屁をこいたやろ!と野次も飛び交い。
関西人の品の良さが炸裂していました。
転んでも転んでも起き上がるだるまさん。
そのモデルは禅宗の祖師達磨大使です。
この大使壁観を9年続け手足が腐り落ち。
その厳しい形相は辛い修行に負けぬよう。
自分の心を見つめつつ苦しみに耐えている様だと言われています。
揃えられた履き物に。
相変わらず楽しそうな子供達。
達磨様の教えに学び。
いつの日かこの子達と一緒に必勝だるまの目入れができますようにと願いを込めて。
開眼。