ともしび

９月５日

長いトンネルの遥か向こうに。
僅かな灯りが燈りました。

県の剣道連盟から市郡実施の大会についてのガイドラインが示され。
来月には。
市民大会が開催される予定です。

生活が変わる前の私は。
剣道の理念は人間形成であるからといい。
大会や審査会を然程重要視していませんでした。
しかし環境が変わり。
人間形成という漠然とした。
それでいて崇高な目的への糧として。
言い換えれば。
通過点 段階 確認として。
大会や審査会といった目標の大切さを理解できたような気がします。

子供達を見ていると。
教えを守り黙々と稽古に励んでくれています。
ややもすれば闇雲に稽古に取り組んでいると言えるのかもしれません。
稽古を積む意味を。
何十年もかけて知るこの子達に。
喜びや達成感。
報いや反省。
そして新たな希望をもたらすものこそ。
試合や審査会といった場ではないでしょうか。

遥か遠くに見た小さな灯りは。
まだまだ弱々しく儚き点。
しかしその輝きへと向かい突き進むことで。
やがて灯りは光となり。
進むべき道を照らし。
私たちを新しい未来へと誘ってくれることでしょう。
行く先目指し。
仲間と共に一歩一歩。
邁進。