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とても嬉しい事がありました。
彼女が剣道を始めたのは小学一年生。
お家の事情もありなかなか稽古に来ることはできません。
だから少しずつ同級生との差もついていきました。
下級生に負け悔しい思いをした事も数知れず。
それでも彼女は挫けることなく。
コツコツと稽古を積んでいきました。
六年生の夏には。
県の一番大きな大会で団体戦に出場し。
三位入賞にも貢献してくれました。
誰一人欠けてもこの結果は得られなかったでしょう。
中学になり彼女が選んだ部活は剣道部ではありませんでした。
それでもお母さんと。
きっと剣道で学んできたことが役に立ちますと励まし合いました。
数ヶ月経ち。
彼女からお母さんに。
やっぱり剣道がしたいと打ち明けられたそうです。
そして今日。
彼女は唯心会にも戻ってきてくれました。
ひとまわり大きくなった彼女でしたが。
変わらぬ笑顔に安心しました。
私は常に。
子供達のために何をしてあげることができるだろうかと考えています。
しかしその答えはすぐには出ません。
なぜならその答えは過程ではなく。
結果に現れることが多いからです。
だから今日。
彼女とお母さんの笑顔を見て。
心から良かったと思えたのだと思います。
帰ってきてくれて本当にありがとう。
おかえり。