心・技・体
武道を志す者であれば一度は聞いたことのある言葉でしょう。
先日やはり我慢ができなくなり。
先輩が指導に携わっておられる道場へ出稽古に。
その道場も同日が稽古中止期間前の最終日であったことから。
先輩の「全員面つけて基本から一緒にやるぞ」の掛け声に。
望むところやと意気揚々と面を付け。
中高大学生の列に身を置くも。
切り返し3本目辺りで息が切れ。
小手胴辺りで足にきて。
応じ技の頃には限界が近づいていました。
早くこいこい休憩タイムの思い虚しく。
そこから打ち込みと相がかりが始まります。
万事休すと思ったその時。
奇跡が起こったのです。
無駄な力が一気に抜け。
動かず動じず。
最小限の足運びで。
相手を動かし機会のみを狙う。
そうあの頃培った超省エネ剣道が蘇ったのです。
思い起こせば二十数年前。
丸坊主頭でしごかれまくった地獄の日々。
そんな中あみ出されたのが。
サボり…いや超省エネ剣道なのです。
当時の後輩達は今だに言ってきます。
先輩には稽古のサボり方を教えていただきました!と。
可愛い後輩達です。
人間って計り知れないですね。
地獄の日々は良き思い出に。
一度身についたテクニックは財産に。
元気であれば体は覚えてくれている。
まさに。
心・技・体
ちょっと意味は違うけど。
色んな見方があってもいいでしょう。
だって人間だもの。
みつお。