唯心会の剣道日記

私たちは滋賀で活動する剣道の稽古会です。大人から子供まで共に剣を交えることで、心豊かな人間形成を目指し、日々の稽古に取り組んでいます。

君の名は

12月26日

一枚の写真が送られてきました。
トロフィーの写真。
中学生夏季総体剣道競技の。
紅白の短冊にはそれぞれの時代を彩った栄光の証が刻まれています。

私がその事実を知ったのは数ヶ月前。
教え子が先生の名前がありましたよと嬉しそうに。
平成3年の夏。
どうやらその大会で優勝していたようです。
ホンマ全然覚えてません。
覚えてるのは。
鍔と竹刀でホッケーしてたことや。
卓球部の球が転がってきたら竹刀で打ち返してたこと。
ジャングルポッケといわれる網地獄で仲間達と切磋琢磨したことくらいです。
それでも子供達にそんな事は言えないし。
そうだぞ先生も頑張っていたんだよと威厳を見せておきました。

一番嬉しかったのは。
令和元年今年の夏。
教え子がその大会で優勝し。
同じトロフィーに名前が刻まれたこと。
そして昨日。
その写真が送られてきたのです。

当時の私と。
今を生きる彼が。
その栄冠をかけ勝負できたなら。
なんてことを一人考えワクワクしています。
時空を超え。
先生に追いついた彼は。
身長ではすっかり先生を追い抜いて。
これからも優しく逞しく生きていってくれることと思います。
平成から令和へ。
その先もずっと。