唯心会の剣道日記

私たちは滋賀で活動する剣道の稽古会です。大人から子供まで共に剣を交えることで、心豊かな人間形成を目指し、日々の稽古に取り組んでいます。

一子相伝

6月2日
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昔。
家内に嫌がられたので封印していた北斗神拳を。
ついに解き放つ日がやってきたのです。

最近稽古をしていると突然。
痛っ。
と言って足を気にする子がいます。
となると少し見学させたりもするわけですが。
稽古が終わると走り回っている。
そんな事が時々ありました。
今日も同じく。
痛っ。
先生足に何か刺さりましたと気にする様子。
ちびっ子集めて足の裏を観察するも。
何もなく。
はて。
どうしたものかと思案の結果。
よし。
先生が北斗神拳で治してあげようと。
先生何それ。
子供達は興味津々です。
足の痛みをとる秘孔を突くんだよ。
ハァァァァーッと気をためて。
ワァチャァァァァーッ!
と足の裏をひと突き。
静まり返る道場に。
固唾を飲んで見守るちびっ子達。
すると当の本人の口から。
なっ 治った。
と。
先生すご〜いとか言われ。
その後は最後まで元気に稽古をしてくれました。

本来は2000年の歴史を持つ暗殺拳も。
トキのように肉体の治癒に役立てようとする使い手もいる。
強さは誇示するためのものではなく。
人のために備えるもの。
そう導くのが私の役目。
それが剣道。
活人剣。