唯心会の剣道日記

私たちは滋賀で活動する剣道の稽古会です。大人から子供まで共に剣を交えることで、心豊かな人間形成を目指し、日々の稽古に取り組んでいます。

稽古始めは

1月4日
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昨年末。
私たち唯心会はひとつの挑戦をしました。
それは全国レベルの大会に出場すること。
結果は先鋒から大将まで一本も奪うことができず。
全員二本負け。

昨年4月。
新チームとなり。
コロナの影響をもろに受け。
このチームで一度も団体戦に出場することもできず。
練習のみに明け暮れ。
何とかこぎつけた。
初めて挑んだ戦いは。
何もすることができずに終了しました。

朝も早くから。
ガソリン焚いて。
銭つこて。
10分足らずで終わった試合。
何しに行ったんやも。
そこに意味を持たすのは。
これからの私と子供達の頑張り次第。

しょんぼりしていた子。
目に涙が溢れていた子。
雰囲気にのみ込まれていた子。
みんなで先生にも怒られたけど。
それで良かったやん。
このチームでかけがえのない経験ができたんやから。
悲しいのも。
悔しいのも。
あの時あの場にいた君たちしか味わえないこと。
そうやって本物のチームになっていくんだよ。

ようやくスタートをきった。
令和3年度の新チーム。
遅すぎるスタートは。
苦い苦いスタートだったけど。
スタートをきってないより百万倍よろしい。
残された時間はホンマに僅かやけど。
一緒にいいチームになっていこうな!
restart。

御導き

1月1日
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朝起きて。
眠気まなこでリビングに行くと。
愛犬ゆずが1人座っていたので。
あけましておめでとうございます。
と頭を下げると。
そんなんどうでもいいから早く散歩に連れて行ってよと返したので。
粉雪ちらつく極寒をスタート。
間もなくして。
稜線から雪雲の上に顔を出したは初日の出。
神々しいオレンジの温もりに。
感謝の気持ちを込めて手を合わせました。

功績を讃え。
ゆずの赴くままの散歩道。
知ってか知らずか。
薄っすらと積もった橋の上。
道標の矢印は。
鳥のいたずら頬緩め。
辿り着いたのは。
いつもお世話になっている先輩のお家。
一礼をして。
気がつくと。
ゆずが我が家に来る前に暮らしていた厩舎も近く。
やっぱり君も新年の挨拶がしたかったんだねと。
心温まる年の初めとなりました。

2022年。
新たな年の始まりに。
皆様方にとりましても。
幸多き良い年になりますようにと思いを込めて。
合掌。

枇杷島スポーツセンター

11月14日
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キッカケは2つ。
子供達を大会に出してやるに。
審判するにも五段以上が必要だったこと。
もうひとつは。
以前お世話になっていた道場で。
中学上がると稽古に来なくなる子供達。
理由を聞くと小学生と稽古しても強くならないからと。
そんなん違う。
誰と稽古しても志さえあれば強くなれるはず。
言いたくて言いたくて。
でも。
自分を省みて。
根拠がない。
だから。
高3三段でストップしていた段審査。
35歳からの挑戦を始めました。
そして紆余曲折。
道場も新たに立ち上げることになり早5年。
ようやく全国審査まで辿り着き。
六段をいただくことができました。

私は。
昇段のための稽古会に参加したり。
高段者の先生に師事しご指導を受ける余裕はありませんでした。
唯々。
子供達と日々。
剣を交え。
子供達を教え。
そして子供達に教わりました。
それでも六段をいただくことができたから。
10年前の中学生諸君に。
胸を張って言いたいです。
剣道は誰とするから上手になるのではなく。
そこに誠の志さえあれば。
誰とやる稽古であっても上達する。


私は今。
唯心会という小さな道場で。
子供達や剣友と稽古をしています。
ちっこい先生達は。
好き放題話しかけてきたり。
いつまでたっても面紐が結べなかったりと強者揃いではありますが。
可愛い子達ばかりです。
君たちと取り組んできた剣道が。
立派な先生方に。
少しでも認めていただけたことが。
何よりも嬉しかった。

今までご指導いただいた先生方。
一緒に稽古してくれた仲間達。
その仲間達を支えてくれる保護者の皆様。
本当にありがとうございました。
礼。

待ちに待った

11月7日
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繰り返される。
歓声と静寂。
真剣な眼差し。
張り詰めた緊張感。
リーチからの粘り。
ぶち抜かれたFREE SPOT。
これ。
ビンゴ大会の話。

今日は日頃頑張る子供達に少しでも楽しんでもらえたらと。
お楽しみ会を開催しました。
素振りとラダーをほどほどに。
体育館で自由に遊びます。
先生からの約束は。
ひとりぼっちになる子がないように。
自分のひとつ下の学年の子を見てあげましょう。
大きな声で返事して。
みんなで仲良くドッチボール。
小さい子たちも最後まで笑顔絶やさず。
上手に遊ぶことができました。

メインイベントはビンゴ大会。
隠して隠して準備をするも。
目ざとい子供忍者。
何してんのーと興味津々。
その洞察力を剣道に活かして欲しいものです。

ちびっ子からカードを選ばせて。
ガラガラと数字が読み上げられます。
特賞は。
特大のお菓子たち。
景品は子供達全員に行き渡るようにと。
保護者さんが工夫を凝らし準備下さいました。
先生からもサプライズ賞品が現れて。
みんなで楽しいひと時を過ごすことができました。

小さい子も。
大きい子も。
みんなで一緒に遊ぶことから。
思いやりの気持ちや。
社会性を学び。
恵み与えられたことからは。
感謝の気持ちを学ぶ。
ありがとうごさいますも大事だけど。
その思いが行動に結び付けば。
そこに絆が生まれます。

今日はお楽しみ会。
たくさんの子が参加してくれて嬉しかった。
ありがとう。
また稽古も待ってるよ。
みんなで強くなろうな!

喜怒哀楽

10月24日
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私は常々。
努力を積み重ねている人。
一生懸命取り組んでいる人こそ。
報われて欲しいと切に思っています。
それ故に今日は。
嬉しくもあり。
悔しくもある。
そんな一日でありました。

秋風薫。
快晴に。
ここ甲南体育館において。
昇級審査会と甲賀市民秋季剣道大会が開催されました。
まずは昇級審査会。
みんな良かった!
教わった事を一生懸命取り組む姿に感動しました。
特に初心者の子達。
そして来る日も来る日も頑張って稽古に来てくれていた4年生。
飛び級おめでとう。
稽古に頑張って来れたのも。
お母さんの協力あってのこと。
その努力も審査いただけたことが嬉しかったです。

市民大会。
これまでの取り組みが。
たった数分間に凝縮される戦いの場。
結果はとても正直で。
成長が見られた子と。
新たな課題をいただいた子が見事に別れました。
それでも小学1.2年生の部の個人戦での二連覇と。
コロナ禍の新ルールに苦しみながら。
ようやく自分の剣道を貫けた中学生女子の優勝は。
正しい努力の実の結びを証明してくれたことと思います。

私自身。
競技委員長として右往左往しながら。
子供達一人一人に何が足りなかったのか。
事前の準備は十分だったのか。
反省は尽きません。

優勝した2年生の男の子。
頂点立ったらジュース買ったるでの約束に。
自販機で1番高いモンスターを選びやがっても。
君の奮闘に。
君の無邪気に。
君の純粋にいくら救われたことかと思えば。
安っすい安っすい買い物です。
ありがとう。
次も頑張ろな!

陶酔

10月6日
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稽古を終え。
外の空気に触れた中二になる息子が。
金木犀のいい匂いがすると言いました。
確かに独特のあまーい香りが漂っています。
私なんかは。
遠い昔の記憶。
トイレの芳香剤の印象が強く。
正直いい匂いとは脳にインプットされていませんでした。
調べてみると。
金木犀の香りがトイレの芳香剤として活躍したのは。
1970年代から1990年代にかけてのことだそうで。
これで年齢がバレてしまうそうです。

今日。
ジョギングをしていると。
所々で金木犀の香りが漂ってきました。
不思議なことに。
今まではトイレの匂いと思い出していた香りが。
凄くいい匂いに感じました。
あの日。
息子がいい匂いと言った金木犀の香りが。
私の中で書き換えられたのかもしれません。

10月から。
唯心会の稽古も再開しました。
厳しい剣道の修行も。
私たちの工夫と努力で。
子供達にとって少しでも楽しみとしてインプットされるように。
試行錯誤していきたいと思います。

また。
子供達を連れ。
色んなところに遠征行って。
楽しい思い出をいっぱい作ってあげられますように。
祈念。

無知の知

9月27日
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正直。
あぶなかったっス。

緊急事態宣言が出てから。
コツコツとランニングしてたんで。
この1ヶ月の集大成じゃい!
との気概のもと。
少し遠出と張り切って。
20キロ走ってきました。
青空風爽快に。
すれ違うランナーも数知れず。
何とか2時間ちょっとで走り切ることができました。

水分補給にクールダウンを行なって。
飯でも食いに行こっかなと。
車を走らせていると。
急激な吐き気と寒気。
唇もカラカラに乾いています。
コンビニ立ち寄りお茶を買っての小休止。
とにかく家に帰らねば。
ハンドル握るもますます体調は悪化し。
変な汗もじっとりと。
オマケに手まで痺れてきたので。
どうにかこうにか道中。
道の駅に緊急避難。
記憶虚ろも。
車のリクライニングを倒し。
気がつくと1時間ほど眠っていたようです。
目が覚めると。
吐き気痺れも治まっていて。
ようやく我に返ることができました。

結論。
素人が。
準備なく。
いきなり20キロ走ったらアカン!
かったようです。
走ってる時というのは。
通常なら腸などに送られるはずの血液が。
活動中の筋肉に送られて。
消化器官に送られる酸素も一時的に不足する。
そして腸内活動に支障が出て。
吐き気や不快感に襲われるそうです。

それと。
水分不足。
2時間も飲まず食わずで空っぽの胃に。
突然水分を入れれば。
胃痙攣を起こしかねないとのこと。
脱水症状も起こっていたかもしれません。


心地よい秋晴れのもと。
夢の中にいるようなランニング。
終われば悪夢が待ち受けていましたが。
何でも。
下調べと十分な準備。
そして体を大切にしながら。
無理はしてはいけないということを。
身を持って勉強させてもらいました。

それでも何とか帰ってこれたのは。
お父ちゃん。
お母ちゃん。
丈夫に産んどいてくれて。
ありがとうやで。
感謝反省。